一晩寝ても、まだ興奮さめやらぬ感じだ。
その前に
3/10
高田馬場コルコヴァドで、いつも一緒に活動している鈴木弘美のCD発売記念ライブ。といっても、スケジュールが変更されたので、CDはまだ出来ていない。(笑)
この日は、自分は演奏ではなく、客として聴きに行ったのだが、お店に着くと、いきなりギターの加々美淳さんがステージ上から手を振ってきた。本来は直立不動で挨拶せねばならない方なのだが、勢いでこちらもつい手を振ってしまったのが、自分でも可笑しい。で、手招きされて行ってみると、「そっちのモニター出てる?ギター6番だから・・・」ようはPA調整しろってことだったのね。(笑)
ライブ終了後には、お礼に、ということで“サンバのリズムの秘密”をご教授頂いた。感謝!
(教えてもらったからといって、すぐに出来るわけではないが・・・。)
で、ライブの方は、鈴木弘美が音楽を通して交流を深めてきた友人・知人が大勢集まり、立ち見が出るほどの大盛況。トリステーザなどおなじみの曲では客席も大合唱になるなど、素敵な一夜になった。
3/11
で、覚めやらぬ興奮の話だ。昨夜は、麻布セントメアリー教会で行われたチャリティ・コンサートに行って来た。鈴木厚志さんのアレンジで、ストリングス・カルテット入りのサンバが聴けるというので、クリスチャンでもない自分が、教会に出かけていったわけだ。実は、教会に足を踏み入れたのは生まれて初めて。最初はちょっと緊張したが、どうやら、怖いところではないらしい。(笑)
やがてステンドグラスにライトが入り、牧師さんの短い話の後で、いよいよ演奏が始まった。まずはなにより、賀来まさ江さんのヴォーカルにノックアウトされてしまった。「Nao Deixe o Samba Morrer」などは、普段自分たちが演奏しているのとは違う曲なのでは?と思うほどの素晴らしさ。泣きそうになりました、ホントに。
第2部ではゲスト・ヴォーカルの長井もとさんも登場。「Se Todos Fossem Iguas a Voce」では二人の歌声とストリングスが絶妙に絡み合い、夢の世界に連れて行ってくれる。イパネマ、マシュケナダなどブラジルの曲に、荒井由美の「卒業写真」、「聖者の行進」などの有名曲、教会にぴったりの「Ave Maria」や「AMAZING GRACE」などバラエティ豊かな内容。「涙そうそう」では御子柴美智子さんのフラ・ダンスと共演。「AMAZING GRACE」ではパイプオルガンの音色も楽しめるなど、充実したコンサートだった。
普段、ポピュラー音楽中心の生活をしていると、生のストリングスやパイプオルガンなどは、自分から積極的に聴く機会を作っていかなければ、なかなか聴けるものではない。CDのような完璧な演奏、完璧なサウンド・バランスというのは難しいかもしれないが、他の何ものにも代えられない“本物の音”を堪能できるわけだ。この日のコンサートは、演奏やアレンジまで含めて、“本物の音”のかけがえのなさを実感させてくれるものだった。
最後に、素晴らしいステージをとどけてくれたメンバーを記しておく。
賀来まさ江(ヴォーカル)
鈴木厚志(ピアノ、オルガン、アレンジ)
服部正美(ドラム、パーカッション)
Mozart Symphonic Ensemble
・足立純枝(ヴァイオリン)
・菅沼功(ヴァイオリン)
・難波正樹(ヴィオラ)
・三崎和志(チェロ)
長井もと(ヴォーカル)
御子柴美智子(フラ)
佐野一郎太(照明)
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