パゴーヂ?
先日いっしょにライブをやった近藤ひさえに誘われ、アレグリアという名のエスコーラ(サンバチーム)のパゴーヂに参加。アレグリアは浅草サンバカーニバルの1部リーグに所属する、それなりに大きいチームである。この日は打楽器の練習の後に、特別企画としてパゴーヂが行われた。
パゴーヂとは、居酒屋なんかで楽器を適当に持ち寄って勝手に歌って叩いて楽しんでしまおうというスタイルの、少人数でやるサンバ。昔、まだカラオケなんてーもんが存在しなかった頃は、日本の居酒屋でも、勝手に皿を叩いて歌いだすオヤジたちがいたことだろう。そんなノリで楽しむ、カーニバルのサンバとは違った、日常のサンバの一種といえるだろう。
ところが、このアレグリアのパゴーヂ、ちょっと違和感が・・・みなさん、まとまってのレッスン的な練習は毎週しているようだが、ライブやセッションなど、音楽の現場は不慣れなようで、なんか、“指示待ち”という感じなんだな。ジレさんが、じゃあ誰々スルド、ここから誰々パンデイロ叩いて・・・なんて、指示を出している。時々ライブのMCでも言うのだが、「歌いたい人は歌う、叩きたい人は叩く、踊りたい人は踊る」で、勝手にやればいいじゃん。その辺が日本人は苦手だよね。ついつい周囲の顔色を伺ってしまう。
曲が始まると皆さんそれなりに指示に従いつつ、徐々にパーカッションを叩き始める。これだけの数のパーカッションがドンガン鳴ると迫力があるし、曲が進むに連れてだんだんみなさんも乗ってきたようだ。サンバ好きが集まってみんなで歌って騒いで盛り上がるのは楽しい。それに、初めてエスコーラにお邪魔し、エスコーラの雰囲気を体感できたのも良い経験だった。
思えば、違和感の最大の原因は、音楽スタジオでやったため、アルコールが無かったことだろう。パゴーヂは、飲みながらやるもんだよ、絶対。(夕方、西口やきとんで一杯やってから行ったのは内緒だ。)
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