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2010/05/21

ジョアン・ジルベルト

ボサノバの創始者の一人であるジョアン・ジルベルト。世界でどうなのかは知りませんが、日本では人気が高いですね。自分もコンサートに行きましたが、50年にわたりほぼ同じスタイルで、同じ曲を歌い続けるその演奏は、悠久の昔から存在し、未来永劫に続くかのような普遍性を感じさせるものでした。

日本人で彼の“つぶやくような”歌い方をまねている人の多くは、口先だけでつぶやいているからダメなのです。ジョアンは、全身にしっかりと声を響かせて、その上でつぶやくように歌っているのですね。だからボソボソとつぶやくようなスタイルでも、芳醇な香りが漂うのです。あのスタイルを真似できる人は、日本はおろか、ブラジルにもほとんどいないんでしょうね。

もっとも、ブラジルの人々を個性を尊重するので、ジョアン・ジルベルトそっくりに演奏できたとしても、全く評価してくれないでしょう。ジョアンはジョアン。ワン・アンド・オンリーだからこそ、尊いのです。

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コメント

はじめまして
ボサノヴァ大国は日本、イタリア、フランスと言われています。ジョアン・ジルベルトは多くの国で有名ですが、特にこの3国内とアメリカでは人気あるとおもいます。

近年のジョアンのツアーはブラジル、アメリカ、イタリア、日本ですからね。

でも20代のブラジル人の友人は全然知らなかったです。ブラジル本国ではボサノヴァ自体が一部の人しか聴かないジャンルだから仕方ないのですが。

投稿: タンコ | 2010/05/21 16:05

はじめまして。書き込みありがとうございます。

フランスでボサノバが人気だって事は知っていましたが、イタリアもそうなんですか。

ボサノバは発祥の地・リオデジャネイロでもごく一部でしか演奏されていないみたいですね。こないだ、ブラジル人の二十歳ぐらいの女の子と話したら、「イパネマの娘」知りませんでしたからねー。

それでもジョアンの価値が下がるわけではなく、偉大なミュージシャンだと思いますよ、やっぱり。

投稿: たけかず | 2010/05/21 18:15

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