イカフライの味噌汁
小学校高学年だったか、もう中学生になっていたか忘れましたが、ある日、急に母親が入院しました。大したことはなくてすぐに退院したんで、それは良かったのですが・・・。
その晩、親父が急遽晩飯を作るはめになり、それでも兄と私のために、悪戦苦闘して、なにやら料理らしいものを作ってくれました。親父と兄と私と、3人揃って「いただきま〜す」の直後、味噌汁に箸をつけた兄が「なんだこれ?」と鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしております。私も味噌汁をかき回してみますと、なにやら揚げ玉のようなものと、白い塊が入っております。囓ってみると、グニャリとした歯ごたえ・・・イカじゃん、これ(笑)。で、揚げ玉のようなものの正体はフライの衣でした。
「じゃがいもだと思った!」とは親父の弁。冷凍のイカフライを、角切りのポテトだと思ったんですね。で、じゃがいもの味噌汁を作るつもりで作ったのが“イカフライ”の味噌汁だったのです。まあちょっと奇妙ではありますが、食べられる物ですし、すごく不味いという訳でもありませんでしたから、3人で笑いながら食べましたとも。
普段は料理をしない父親でしたが、こういう急な時は何度か作ってくれたことがありまして、で、そのメニューで、今でも唯一覚えているのが、このイカフライの味噌汁なんですね。このインパクトですから、他のメニューは全部忘れてしまいました(笑)。この記事のカテゴリーを「グルメ・クッキング」にしましたが、こりゃグルメではないな。
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コメント
ウチの親父は前の夜に残ったかき揚の天ぷらを翌朝の味噌汁に入れてたけれど、アタシャ揚げ物の味噌汁は嫌だねぇ(笑)
投稿: SKMCH | 2011/08/10 13:45
SKMCHさん
かき揚げの味噌汁かぁ、俺も遠慮したいなー(笑)
投稿: たけかず | 2011/08/10 16:52