サンバギターのスタイル〜バチーダとバイシャリーア〜
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前の記事でボサノバギターについて書きましたが、今回はサンバのギターについて。
(参考動画は↓にあります)
サンバの伴奏には大きく分けて二つのスタイルがあります。
一つはボサノバと同じバチーダ。
もう一つは独特の対旋律的なベースラインを弾くバイシャリーアと呼ばれるスタイルです。
バチーダはボサノバと同じように左手でコードを押さえて、右手は親指でスルドの1,2,1,2を表現し、その他の指でタンボリンのリズムパターンを弾きます。
ギター1本でサンバのリズムを表現できるんですね。
ボサノバとの違いは、よりアクセントやリズムの訛りを強調して弾くってとこでしょうか。
ギター弾き語り、あるいはギター1本だけで伴奏をする場合、サンバはボサノバにに比べて、分数コードを織り交ぜてベースラインの動きを強調することが多いです。
バイシャリーアとは、これは他のジャンルではあまり聴かれない、サンバやショーロ独特のスタイルだと思います。
歌のメロディに絡むように対旋律ともベースラインとも言えるようなもう一つのメロディを弾きます。
歌の伴奏でそんなに弾きまくっていいの?と言いたくなるほど、16分音符でバリバリと弾きまくりますので、最初聴いた時はびっくりしました。
しかし聴き慣れると、これがたまらなくカッコイイのです。
バンドに6弦ギターと7弦ギターが居る場合、6弦がバチーダ、7弦がバイシャリーアという役割分担をすることが多いです。
というか、バイシャリーアは7弦の仕事です。
7弦がいないバンドでは6弦でバイシャリーアを弾く場合もあります。
ギターが1人の場合は、バチーダとバイシャリーアを織り交ぜてって感じになりますが、それも他の楽器編成によります。
他にコード楽器がいない場合はバチーダでコードをしっかり弾く必要がありますし、他にコード楽器が居る場合は、バイシャリーアの比率が多くなるわけですね。
バチーダ、バイシャリーア、そして二つを混ぜたスタイルを動画でアップしましたので参考にしてください。
その他、YouTubeでカルトーラやネルソン・カヴァキーニョの演奏なんかを見てみると良いですし、7弦ギターの名手、Dino 7cordasの演奏もアップされていますので、ぜひ探してみてください。
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