ショーロギターのスタイル
ボサノバギター、サンバギターについて書きましたが、では、ショーロではどんなスタイルでギターを弾くのか?
基本的にはサンバと同じく、バチーダかバイシャリーアってことになります。大人数のバンドだっときっちりアレンジされていて、6弦ギターと7弦ギターでハモったりもします。ホーダ・ジ・ショーロ(ショーロのセッション)でも即興でハモったり掛け合いみたいになったり、楽しいです。ショーロはサンバと違ってインスト(歌ではなく楽器でメロディを演奏する器楽曲)なので、サンバよりも冒険できますねー。歌ものだと伴奏が乱れると歌えなくなっちゃいますが、インストなら少々バックが乱れてもなんとかなります(笑)
尊敬する先輩7弦ギタリストに「危ない橋は渡る方が面白い」と言われて、なるほどと思ったことがあるんですが、安全策をとって当たり前の演奏をするより、危ない橋を渡って新しいものを生み出すって姿勢は大切だと思います。もっとも、これはショーロに限ったことではありませんが。
ショーロだと、メロディが回ってくることもあるんで、気が抜けません。ギターでメロディを弾くのが定番になってる曲以外でも、いきなりソロを振られたりすることもありますからね。でも、それが楽しいのだな。
7弦ギターと6弦ギターが居る場合は、基本的に7弦がバイシャリーアを弾いて6弦は7弦と高音域のバンドリンやカヴァキーニョの間に入って7弦にハモったり、バチーダでコードを弾いたり、中音域で対旋律を弾いたり、さらに時々メロディが回ってきたりと忙しいです。その割に6弦はあんまり目立たないんで、縁の下の力持ち的な役割になりますかね。
ショーロは、技術的には難しいしコードも細かく動くので忙しいんですけど、楽器同士の音のやりとりがゲームみたいで、それがショーロ独特の楽しみになっていると思います。都内のブラジル音楽をやっているお店では、ホーダ・ジ・ショーロと呼ばれるショーロのセッションも行われています。私も時々遊びに行きますが、機会がありましたら、そんな場所に顔を出してみると楽しいですよ(^_^)
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