書評なんていう大層なものではなく読書感想文程度ですが、茂木健一郎氏「挑戦する脳」を読んで
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Twitterのつぶやきが面白いので、著作を読んでみようと、茂木健一郎氏の「挑戦する脳」を読んでみました。
感想をTwitterに連続ツイートって形で書いたので、それをこちらにまとめます。
改行など読みやすく変更しています。
ちなみに、茂木氏本人から「深謝でござる。」とのリプライを頂きました。
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茂木健一郎氏 @kenichiromogi の著書「挑戦する脳」 読了。
脳を通して社会の中での人のあり方や人と人との関わり、生死の問題など人間の根幹にまで触れる奥深い内容だった。
ただし哲学用語と思われる言葉も多々あり哲学に疎い私にはピンと来ない部分もあった。
例えばメタファーという言葉、哲学に親しんでいる人は当たり前のように使うが、哲学に興味の無い人はまず使わない。
意味は調べれば分かるだろうが、頭で意味を理解することと、直感的に「ストンと腑に落ちる」ことは次元が違う。
終章のタイトル「リヴァイアサン」。
クリスチャンでなくホッブズも知らない私には、調べて意味を知ったとしても、これもピンとこない。
ので、試しに「リヴァイアサン」を単に「怪物」という言葉に置き換えて終章を読んでみた。
すると意外なほど腑に落ちるのである。
表現に言葉遣いがいかに大切か分かる。
茂木氏を非難しているわけではない。
せっかく素晴らしい内容なのに文章表現で損してるなーと思うのだ。
「偶有性」なんていう哲学用語を使わず、もっと平易な言葉で説明すれば、もっと幅広い読者に伝わるのにと思う。
本当に内容は素晴らしい。
未知の領域への挑戦、オルタナティヴに、自分に革命を。
ワクワクしてくるね。
そして一つの脳から多数の脳へ。
全ては結びついている。
そんなことを踏まえながら、俺は好き勝手に俺だけのダンスを踊るさ。
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以上がツイッターにつぶやいた文章。改行などの他はそのままです。
加えて書くと、この本は脳科学の科学的分析というよりは、脳科学を通じて培った茂木氏の思想を伝える哲学書と言って良いかもしれません。
そして、ある人にとっては人生を見つめ直すきっかけに、ある人にとっては生死をみつめるきっかけに、ある人にとっては未来に向かって羽ばたくための応援歌になるかもしれません。
自分としては、上記のように、哲学を引用したような部分はまだちょっと理解が足りないかもしれないので、折を見て再読してみようと思います。
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